信金中央金庫(安定配当で優待のもらえる銘柄)

banking corp優待株

正確には株式ではないのですが、優先出資証券を東証に上場している信用金庫の親分である信金中央金庫について紹介します。

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信金中央金庫とは?

信金中央金庫(信金中金)という金融機関をご存じでしょうか?

信用金庫は、その土地・地域の名前を前につけたxx信用金庫が全国各地にあり、地域に根差した金融機関として大きな存在感を発揮していますが、信金中金という名前は聞いたことがない方も多いのではないでしょうか?

信金中中央金庫とは、名前そのままに信用金庫の中央銀行的な役割を担っている金融機関です。全国259の信用金庫が会員(株主のようなもの)となり運営されている金融機関で、以前は「全国信用金庫連合会」と呼ばれていました。2000年に信金中央金庫と名称を変更しています。

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信金中金の業務と業績

信金中金は信用金庫の親分のような存在で、主に信用金庫に対する融資等を行い各信用金庫をサポートする機関のようです。

会員である信用金庫向けの融資や預金受け入れの他、経営に関するアドバイス等を行い、信用金庫の発展に努めているとのこと。

業績は少し利益は下がっているものの、安定しています。

信金中金 Web Siteより

また、財務体質も強固で、自己資本比率も高く、不良債権率も非常に低い状態を維持しています。

信金中金 Web Siteより
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信金中金の優先出資証券

全国の信用金庫同様に株式会社ではないのですが、2000年に信金中央金庫へ名称変更時に、優先出資証券というものを東証に上場しました。

信金中央金庫 (8421)

我々一般の投資家はこの優先出資を東証で売買することが出来ます。

と言っても、上場株式ではないので、取り扱っている証券会社と取り扱っていない証券会社があります。おじさんが取引に使っている3つの証券会社では、楽天証券とマネックス証券は信金中金の優先出資を扱っていますが、GMOクリック証券では取引を行うことが来ませんので注意が必要です。

我々が売買できる優先出資に対して、信金中金の会員である信用金庫が保有しているのものは”普通出資”と呼ばれる証券です。優先出資には議決権は与えられていないため、信金中金の経営に関与することはできません。

議決権はないものの、配当金を受け取る権利は持っており、普通出資よりも優先して配当金を受け取れるようです。しかし、伊藤園の優先株のように、配当金の額が多いということはないようです。(そのような記述は信金中金のWeb Siteには見当たらりません)

また、配当金に加えて年に一度優待品が送られてきますので、配当を楽しみに保有している方も多いと思います。

信金中金の株価推移

(正確には優先出資価格ですが、簡単のため以後”株価”と記載します)

信金中金の株価は、非常に安定しています。リーマンショック前の2006年には30万円を超えた時期があり、またリーマンショック時には11万円台に下がりましたが、その後株価は持ち直し、2015年以降はおおむね22-24万円の間を非常に緩やかな右肩上がりで推移しています。2019年10月11日の終値は23.9万円。もうすこしあで24万円なのですが、あと一歩というところで足踏みしています。

上の5年間の長期チャートを見ると、値動きはほとんどありませんね。

値動きがないということは・・・・そうです、取引高が非常に少なく、1日に100単位以下の事がほとんどです。

少ないと言っても売買の気配値の差がそれほど大きいこともなく、買いたい時、売りたい時におおむね取引可能だと思います。11日15:00の気配値はこんな感じです。

マネックス証券 Web Siteより

大口の参加者が現れれば株価は一気に上昇・下落をしそうですが、短期投機筋には扱いにくい銘柄なのでしょうか?

主に中長期の投資家がノンビリ売買しているように思います。

信金中金の配当額

年間配当は、年間65円をずっと継続しています。2008年はリーマンショックの影響で無配、2014年は特別配当があり7000円でしたが、ここ10年はそれ以外の年の配当は6500円を継続しています。

信金中金のWeb Siteより

11日の終値23万9000円を基準にすると、配当利回りは2.72%です。

以前だったら高配当の部類に入ったかもしれませんが、最近は4%, 5%を上回る利回りの銘柄がたくさんありますので、信金中金を高配当銘柄ということはできないかもしれません。

しかし、株価と配当には安定感は、他の高配当銘柄よりもあるのではないかなと考えています。

優待制度

信金中金は年に一度、優先出資者への優待制度があり、1~2口の出資者には記念品、3口以上と10口以上の出資者には、内容の異なるグルメカタログギフトがそれぞれ届きます。

おじさんは信金中金の優先出資を購入してから3年と少し経つのですが、初めは記念品(ガラスのおちょこのようなグラスでした)を頂き、2年目には3口以上、3年目には10口になり10口以上のカタログギフトを頂きました。

グラスは冷酒を飲むのにちょうどよいサイズですが、1つ持っていても仕方がありません・・・。Web Siteでは2019年度も同じようなグラスのようですので、一口を保有し続けている方には集めていっても良さそうですが、買い増し予定の人に中途半端なグラスを一つ送っても・・・・とやや苦笑気味になる記念品です。(嫁さんに一口かってもらおうかしら?)

カタログギフトは、選ぶのが悩ましい程種類が豊富なカタログでした。アイスクリームとお酒を頂きましたが、アイスクリームは子供にあっという間に食べられて終了、お酒も気が付いたらなくなってしまいました。

長期投資家には優待制度はうれしいですよね。

信金中金のWeb Siteより
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おじさんの信金中金の投資方針

信金中金は株価も安定しており、また配当金も安定しています。さらには、年に一度の優待も楽しみです。一口試しに購入し、優待につられて徐々に買い増しし現在10口の株主です。

信用金庫という金融機関の性格上、今後株価が大きく上昇するのは難しいかもしれません。同様に配当金が大幅に上昇するのも難しいように思います。

市場での評価同様、おじさんも株価・配当金・優待制度のいずれも現状維持されることを期待して保有を続けるつもりです。

投資口価格の上昇をあまり期待できないとすると、配当金利回りが2.7%というのは少々物足りないですが、安定を求める投資家には一定の需要があるものと思います。

利率の良い定期預金に預けている感覚ですが、リーマンショックのような金融危機が再び起こった時には、信金中金の株価を影響を受けるでしょう。
おじさんは、現状維持、買い増しや売却することなくしばらく10口を保有し続けるつもりです。

それでは


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