今年、2009年4月に昭和シェル石油が出光興産と経営統合し、新生「出光興産」としてスタートしました。
出光創業家が経営統合に対して大反対していましたが、今年ようやく経営統合にこぎつけました。
トレードネームとして「出光昭和シェル」という名称を使うようです。
おじさんは、石油の他にソーラーフロンティアという子会社で太陽光発電にも力を入れている昭和シェルの株式を100株だけ保有していたのですが、気が付いたら出光興産の株主になっていました。
ひとつ前にカゴメの記事でカゴメのロゴの推移について書きましたが、シェル石油(ロイヤルダッチシェル)の有名なロゴが日本と無関係ではないことを思い出しました。
ということで、ロゴの話を絡めて、昭和シェル→出光興産を紹介します。
まずはシェルのロゴマークの話から
少し前に昭和シェルから最後のレポートが送られてきたとき、今までの感謝を込めて(?)昭和シェル石油と刻印されたメタルのしおりが送られてきました。

しっかりとしたステンレスのしおりで、飽きずに長く使えそうです。
しおりにはロイヤルダッチシェル社のロゴマークの推移が書かれています。1900年に制定されたロゴはもともとはムール貝だったようです。
シェル社と貝殻ロゴの起源は日本にあります。
江戸時代の終わりに日本にやってきたサミュエルさんが神奈川の三浦海岸に行ったときにきれいな貝殻を見つけ商売にすることを思いつき、集めた貝殻をイギリスに持ち帰り貝殻細工の製造販売を始めたのがシェル社の始まりのようです。(ウィキペディアによると、財を成したのはその後カスピ海から輸入した貝殻で商売をしたことによるそうですが・・・・)
その後、現マレーシア・ブルネイのあるボルネオで油田開発に成功し、石油事業へ進出し大成功を収め、現在に至っています。(オランダのロイヤルダッチとの関係などいろいろありますが省略)
当初のマークはアサリにのようにも見えますがムール貝だそうです。三浦海岸にムール貝はいないでしょうから、日本で見つけた貝を会社のログマークにしたのではなさそうなのが残念です。
会社を興すきっかけとなった三浦海岸で拾った「きれいな貝」がどんな種類の貝だったのか気になってググってみましたが、残念ながら分かりませんでした。
でも、世界的な大企業であるロイヤルダッチシェルの創業に日本が関係しているというのはなんだかうれしいですね。
昭和シェルから出光興産に株式交換
両社が経営統合したことにより、昭和シェルの株式は出光の株式へと株式交換が行われましたが、その交換比率は 1 : 0.41 でした。
おじさんは昭和シェルの株式を100株しか保有していませんでしたので、出光興産の保有株式は他現在41株です。
単元株は100株ですので・・・・、このままでは売りにくいです。(買取り制度や端株を扱っている証券会社で取引取引可能です)
出光興産の株価推移は次のようなチャートになります。2018年秋から低迷しています。

出光の株価は原油価格にも影響を受けます。国内最大手のJXTGも同じような株価の推移です。
日本では石油の使用量の増加は今後なかなか見込まれませんし、世界的にも脱石油・脱炭素の流れは今後も続いていくでしょう。
- 現在のエネルギー産業は今後淘汰されてしまうのか?
- それとも次世代のエネルギー産業は現在のエネルギー産業が引き続き担っていくのか?
- 化石燃料は今後どのように使われていくのか?
- 原子力の復権は果たしてあるのか?
エネルギー問題は我々の生活とは切っても切れない問題です。出光興産はもちろん、世界のエネルギー企業は地球温暖化や持続可能な社会の在り方について真剣に取り組んでいます。
最近地球温暖化に対するスウェーデンの高校生グレタさんの国連スピーチが話題になりました(今でも話題になっています)。
国連スピーチに反感を持つ大人は世界中にいる様ですが、この問題を先送りにするのは、日本で少子高齢化や年金問題を先送りにするのと同じです(大人は偉そうなことを言っても自分たちの都合の良いように物事を進めるので、日本の若者も取返しが付かなくなる前にもっと騒ぐべき)。
出光興産などのエネルギー会社は、環境やエネルギーの未来を一番真剣に考えていると思いますが、持続可能な社会(最近ではサステナビリティというのかな?)に対する出光興産の活躍を期待しながら、投資をしていきたいと思います。
端株への対応
おじさんは売買単元株(100株)未満の41株しか保有していません。
端株の売却や単元までの買い増しは、会社に対して直接請求する方法と、端株の売買ができる証券会社で購入・売却する方法とがあります。
41株というのは気持ちが悪いので、買い増ししようと思いながらも、先送り状態で未だおじさんは端株しか保有していません。
おじさんはがマネックス証券の口座を持っていますが、マネックスには「ミニ株」というサービスがあり、端株の売買が可能です。
取引ルールは非常に簡単で、投資家は前日の17時から当日の11時半までに成行注文を出し、原則として当日の終値で取引が行われるという制度です。
いつでもできるからと思ってしまい、そのままになってしまっています。株価が低迷している今の間に少なくとも100株にしておきます。
(ただ、41株は、GMOクリック証券で保有しているので、59株の株式を移管するのがまた面倒です・・・)
マネックスのWeb Siteに、ミニ株取引の上位銘柄なる情報がありました。

出光興産は、端株保有の投資家が多かったのか上位にランキングしていますね。
ユニクロやファナックなど、単元での株価が高くなかなか買えない銘柄が上位に来ているのかと想像していたのですが、そんなことはなく、個人投資家に人気の銘柄が上位に多く並んでいますね。
ワン株は、投資初心者や若者に人気なのかもしれません。
ワン株に興味がある方は、マネックス証券に口座を作ってみてはいかがでしょうか?
それでは、この辺で
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