外国為替証拠金取引 (FX)を長期で保有しています

FXFX

おじさんは10年少し前、円が1ドル100円を下回り円高が騒がれ始めたときにFXを始めました。

円売りの外貨買いの取引とその決済しか行ったことがないので、ドル円の動くをご存じの方は想像がつくことと思いますが、初めはボロボロの成績でした。一時期は1ドル80円を割り込みましたのでFXに手を出したことを後悔しましたが、その後のアベノミクスによる円安のおかげで今では含み益(?)を持っている状態です。

FXは投資なのか投機なのか?はたまた「FXで儲ける」というのはどういうことなのか?FXをやっていると訳が分からなりますが、今回はそんなFXについて書いていきます。

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FXとは

外国為替

FXの日本語での正式名称は、タイトルにある通り、外国為替証拠金取引の略語ということになっているようです。正しくは、外国為替 → Foreign Exchange → forex → FXという変化だと思うのですが、外国為替取引の中心は証拠金取引でしょうから証拠金取引のことをFXというようになったのでしょう。

おじさんが子供のころは、毎日のNHKのニュースで「本日の外国為替相場は・・・トウキョウフォレックスのxxxさん」と言ってトウキョウフォレックスの方に為替相場を説明してもらうのを見て(聞いて?)いました。テレビだったかラジオだったか失念。
昔はフォレックス (Forex)という言い方の方が一般的だったと思うのですが、いつの間にか”FX”が一般的な名称となってしまいました。(悪くはないですけど)

長らくトレーダーなどのプロが扱うものでしたが、1998年の金融ビッグバンの規制緩和で一般人の我々もFX取引に参加できるようになりました。

証拠金取引

証拠金取引であり、レバレッジをかけて証拠金以上の取引をすることができ、ギャンブル性の強い金融商品でもあります。

株式も信用取引ではレバレッジを掛けることができますが、保証金(入れたお金)の3倍までしか取引ができません。
しかし、FXは、入れた証拠金の最大25倍まで為替の取引が可能です。(注:国内の規制が25倍。真っ当でない取引業者はさらに大きなレバレッジを掛けられるとか。)

ここで算数の問題ですが、25倍の逆数はいくらでしょうか?

答えは、0.04、4%、1/25 などなど(全部同じなので何でもいいです)。
ようするに、25倍のレバレッジを掛けて運用すると、100万円という金額を考えると次のような取引が出来ます。

1ドル100円の相場の時、ドルを100万円(1万ドル)買うために必要な証拠金は4万円。4万円あれば100万円分のドルを購入できます。
一方100万円持っていれば、2,500万円のドルを購入できます。

ドルを購入後、1ドルが104円(円安)になったらどうなるでしょうか?この時、上記はそれぞれ104万円と2,600万円になっているので、この時決済すれば4万円、100万円の利益を出すことができます(お金が2倍に増えます)。

反対に1ドルが96円に下がり円高になったらどうなるでしょうか?この時には反対に4万円、100万円の損失を出していますので、証拠金を没収されて終了です。

こんな運用は投資でもなんでもなく、よく言えば投機。いや投機に対して失礼で、もはやギャンブル以外の何物でもないかもしれません。

外貨預金としてのFX

FXはギャンブルだと上で書きましたが、FXは大きなレバレッジをかけて取引しなければいけないものなのでしょうか?

そんなことはありません。最大レバレッジ25倍以内であれば、売買できる単位であればいくらの取引をしても構いません。
すなわち、外貨預金としてFXを使うことができます。

外貨預金としてFX取引の利用には次のメリットがあります。

  • 為替取引の手数料が外貨預金と比較してずっと安い。外貨預金はいドル当たり片道 1円、往復で2円といった手数料が普通にかかるが、FXであればスプレッド=売買の価格差=手数料のようなものが、GMOクリック証券の場合、私設 (FXネオ)・取引所(クリック365)でそれぞれ0.3銭・2.5銭程度と、外貨預金と比べて格段に低い。
  • スワップ金利と言って、通貨間の金利差の調整をポジションがある限り行い続ける。円は金利が低いので、円売りドル買いの取引では、スワップ金利を受け取ることができ、円買いドル売りの取引ではスワップ金利を払い続ける必要がある。したがってドル買いの取引では、外貨預金のように高い金利を受け取ることができる
  • 取引をリアルタイムに行うことができる。為替リスクへの対応を取りやすい

非常に分かりやすい外国為替の説明

じぶん銀行のWeb Siteに非常に分かりやすい為替の解説がありましたので、リンクを張っておきます。

じぶん銀行 為替の基本

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おじさんのFX取引

では、おじさんのFX取引を紹介します。

取引スタンス

おじさんはレバレッジを掛けた取引はしていません。外貨預金と思い、購入する外貨相当の証拠金を入金しています。

外貨預金のつもりなので、円売り外貨買いのポジションのみ持っています。
深く考えないで始めましたが、2011年に購入したポジションをいまだにキープしています。ものによっては、7年を超えて長期でポジションを持ち続けています。

当時から見ると円安になり含み益が出ている状態なので、そのまま放置しているのと、マルチカレンシー(複数の通貨)を保有していることが、世界情勢の変化に対するリスクヘッジになっていると考えているためです。

2009年の取引を開始したころはどんどん円高が進んでいったので、ずっと含み損を抱えていました。そのころ、所有している株式の株価が上昇しているものが多かったので、当時購入したドルは利益の出ている株主の売却と一緒に決済してしまいました。

使用している証券会社

取引を始めたのは2009年の早い時期だった記憶があります(正確には忘れました)。取引単位が小さかったマネックス証券のFXで始めました。マネックスはスプレッドが比較的大きく、スワップ金利もあまり良くなかったので、その後はGMOクリック証券で取引しています。

GMOクリック証券といえば、店頭取引のFXネオがFX取引高7年連続世界一のようです。
なんと2019年8月は、1か月の取引高が約85兆円もあったようです。下記はGMOクリック証券から引用です。

おじさんは、長期で持ちっぱなしにしようと思い外貨を買ったので、FXネオではなく、GMOクリック証券で取引できるもうひとつの取引所FXである「クリック365」で取引しています。スプレッドは少し大きいですが、スワップポイントはクリック365の方が大きいので(売買スワップポイントに差がないので)、長くポジションを持ち続けるのであればと思い、クリック365で取引しています。

売買の1ドルあたりのスプレッドは、0.3銭 vs. 2.5銭と圧倒的にFXネオが有利なので、短期取引の多いFXはFXネオの方が人気が高いのだと思います。

現在のポジションをいくつか紹介

米ドル

まずは米ドルです。80円を切ったときに、いくら何でも70円を下回ることはないだろうと数回に分けて購入。1ドル120円まで円安になったときには結構な利益が出ていましたが、最近は107円前後をうろうろしていますね。長期に保有しているのでスワップポイントも結構たまっています。

下記に示すように、2011年の5月と7月に79円台と78円台で買ったドルをいまだに保有しています。その右は為替損益・損益%、一番右はスワップポイントの累計です。

オーストラリアドル

オーストラリアドルも少々買いました。アメリカドルとオーストラリアドルが同じくらいの値段だったころに購入しました。その後資源高で豪ドルはかなり高くなったのですが、今では為替自体は損失を出しています。

ただ、ずっと豪ドルは高金利でしたので、損失よりもスワップ金利の方が大きく、トータルでは利益を出せています。

南アフリカランド

最後に南アフリカランドです。超高金利通貨って儲かるのかなと思い、怖いもの見たさで購入してみました。

結果・・・・、儲かりません!どんどん南アランドは通貨安になっています。

ただし、一番ランド高の頃に買ってしまったような気がします。買う時期によっては利益が出ているはずです。また、儲かっていないといっても、1ドルが110円を超えているような状況では、スワップポイントが高いのでトータルでは利益が出ていることもあります。
今現在は、少々のマイナスです。(11/07/13に買ったもの単独では利益を出せていますね)

取引を行ってみておもうこと

外貨投資なんていう言葉もあるようですが、投資をしているという感覚はまったくありません。最後にFX取引をして思うところを書き留めておきます。

利益を出しているのはどっち?円高時?円安時?

外貨(ここでは米ドルとします)を保有していると、円高円安のどちらに為替が動いたときに得をしているのかが全く分からなくなります。

例えば日本円の預金が1000万円あり、その中の200万円を1ドル100円の時にドルに換えたとします。(すなわち800万円を円で、200万円をドル(2万ドル)で持っています)

2万ドルというと、かなりの額ですよね。またドルというと世界の基軸通貨です。なので、ドルを保有するとドルを基準にして為替を見てしまいがちになります。

円安になり、1ドル110円になったとします。この時、円を基準に考えると2万ドルの円の価値が上がり(220万円になります)、単純にうれしいです。
しかし、ドルの世界で考えてしまうと、800万円が円安になり価値が下がってしまっている(すなわち8万ドルの価値があったものが7万2000ドルの価値になってしまっている)と考えると全くうれしくありません。

同様に、1ドルが90円となり円高になったときには、円の世界で考えると2万ドルの価値が下がり悲しくなりますが、ドルの世界で考えると800万円の価値が円高になり上昇しているのでうれしく感じてしまいます。

円高と円安のどちらが得なのか、基準として考える軸が変わると反対になってしまいます。果たしてどちらが得をしているのでしょうか?

リスクヘッジについて

リスクヘッジとして外貨を持っているのはありだと思います。

北朝鮮や韓国がきな臭い、アメリカと中国が・・・・、イランの動きが・・・などなど、地政学的な問題が発生すると為替は右や左に大きく動きます。

景気や資源価格などにも大きく影響されます。地政学的な問題に対しての影響を最小化するために、いろいろな通貨に資産を分散しておくというのはありだと思います。

でも、いろんな国の通貨を保有するのであれば、全世界株式の投資信託を為替ヘッジなしで買うほうがよさそうですね。
この時、「為替ヘッジなし」として売っている商品が、ここでおじさんが言っているリスクヘッジをしている状態で、「為替ヘッジあり」として売っている商品がおじさんの言っているヘッジをしていない状態です。(どうでもいいですけど・・・・)

投資といえるのか?

ここまでに色々書きましたが、おじさんは為替取引は次のように考えています。

  • 投資?: × 投資とは考えていない
  • 投機?: 〇 値動きで売買するのが基本、投機が好きな人はぜひ。
  • 預金?: 〇 外貨預金と同じような感じでFXを取引できます。ただ、外貨預金が円預金に対して有利なのかどうかは分かりません。
  • リスクヘッジとして取引: 〇 ありでしょう。法人の取引はこれが中心でしょうか?
  • 自己投資?: 〇 為替取引を行うことにより世界経済を色々考えるようになれば自己投資になります。
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最後に

為替取引は、投資ではないと思いますが、秒単位・分単位で常に値動きしているので(個別株より取引き量が桁違いに多い)ので、トレーディングとして面白いです。

世界経済について調べたり勉強したり、そんなに交渉でなくとも思いにふけったりするきっかけになるかもしれません。

興味があったら飲み会への参加を数回へらし、1か月昼食を持参弁当にして、浮いたお金で証拠金を入れて取引をしてみてはいかがでしょうか?

ただし、ギャンブル性も大きいので、はまりそうな人はやめておいたほうが身のためです。


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