11月22日にAI活用型の投資信託及びインデックスファンドを100円ずつ購入しました。
運用を開始してから約1ヶ月が経ち、来週月曜日は二回目の100円積み立て日です。
2回目の積み立て購入前の運用成績を紹介します。日経平均もトピックスも、NYダウ平均もこのところ好調ですが、AIはインデックスを上回る成績を出せているのか、1ヶ月間の運用結果を発表します。まだグラフを作るほどの日が経っていませんので、今回も表でまとめています。
海外株式のAI活用型ファンド運用成績
まずは海外株式のAI活用型ファンドの運用成績を発表します。
ファンド名 | ファンドタイプ | AI or Index | 運用会社 | 評価額(円) | 損益率(%) |
AI(人工知能)活用型 世界株ファンド | 先進国・新興国株式 | AI | アセットマネジメントOne | 105 | 4.58 |
GSグローバル・ビッグデータ投資戦略 Bコース(為替ヘッジなし) | 先進国株式 | AI | GSアセットマネジメント | 104 | 3.52 |
野村つみたて外国株投信 | 先進国・新興国株式 | Index | 野村アセットマネジメント | 104 | 4.36 |
すべて100円ずつの投資です。1ヶ月の運用成績は、インデックスである野村つみたて外国株投信が4.36%のプラスで、これがAI投信の良し悪しの基準になります。
なんと、アセットマネジメントOneのAIファンドが、インデックスを僅差で抑え、トップの運用成績を収めました。成績は4.58%のプラスです。
一方のGSのAIファンドは3.52%のプラスでした。表の3つの中では最も成績が悪いですが、評価額は103円となっていて、インデックスと同じ成績となっています。
日本株式のAI活用型ファンド運用成績
続いて日本株式のAI活用型ファンドの成績を発表します。
ファンド名 | ファンドタイプ | AI or Index | 運用会社 | 評価額(円) | 損益率(%) |
ビッグデータ活用 日本中小型株式ファンド | 国内株式 | AI | アセットマネジメントOne | 99 | -0.67 |
ニッセイ日本株AIセレクトファンド (資産成長型) | 国内株式 | AI | ニッセイアセットマネジメント | 102 | 2.10 |
楽天・ビッグデータ日本株ファンド | 国内株式 (ロングショート型) | AI | 楽天投信投資顧問 | 103 | 2.55 |
MASAMITSUデータセクション ビッグデータ・ファンド | 国内株式 (ロングショート型) | AI | ファイブスター投信投資顧問 | 103 | 2.18 |
AI日本株式オープン (絶対収益追求型) | 国内株式 (ロングショート型) | AI | 三菱UFJ国際投信 | 98 | -2.13 |
eMAXIS Slim 国内株式 (TOPIX) | 国内株式 | Index | 三菱UFJ国際投信 | 102 | 2.42 |
こちらのAI活用型ファンドは、運用会社によって成績が大きく異なりました。
インデックスファンドとして購入したeMAXIS Slim TOPIXの運用成績は、2.42%のプラスでした。これがAIファンド運用成績の基準となります。
まずは株式を購入するタイプの2銘柄から見ていきます。
アセットマネジメントOneのAIファンドの運用成績はは0.67%のマイナスでした。同ファンドは中小型株式中心を謳っています。インデックスは上げ相場でしたが、日経平均は大型株が中心でしたので、日経平均の株価上昇には乗っかれなかったようです。東証マザーズは今月下げ気味ですが、JASDAQの指数は上昇しています。AIによる銘柄の選定と相場がただ乖離しているだけのような気もします。
GSのAIファンドは2.10%のプラスとなりました。インデックスに少し負けましたが、評価額はインデックスと同額の102円です。
ロング・ショート型ファンドの運用結果は、運用会社によって成績が大きく異なる結果になりました。
MASAMITSUのファンドからは1円の分配金を受け取り再投資しています。1円の分配金は基準価格から差し引かれ、それを損益率の計算に使っているため、MASAMITSUのファンドは損益率が低いのに評価額が高めになっています。
ロングショート型のチャートの比較を下にまとめます。
6か月間のロング・ショート型(絶対収益追求型)の運用成績比較
いずれのチャートも、楽天証券の投資信託のページをコピーしています。
eMAXIS Slim TOPIX
まずは参考としてインデックスeMAXIS Slim TOPIXから。

今年9月以降は、右肩上がりに推移しています。9月以降で8月末より15%も値上がりしています。
楽天・ビッグデータ日本株ファンド
続いて楽天のAIファンドの成績です。

ここ半年の間のファンドの基準価格は、±2%程度と狭いレンジ内にとどまっています。
ヘッジは主に短期金融資産(現金やそれに準じる資産)とTOPIXの先物売りとなっています。11月末月次レポートによるとファンドの運用状況は次のようになっています。


ヘッジ比率が高いため、ずっと効率よく運用できていなかったのですね。米中貿易戦争で株価の大きな下落があるとAIは読んでいたのでしょうか?
株価の大きな下落は9月以降はほとんどないため、TOPIXの先物売りポジションを抱えている分だけ利益の機会を逃しているといった状態です。
MASAMITSUデータセクション ビッグデータ・ファンド
次にMASAMITSUデータセレクションの運用成績です。

こちらは楽天と比べるとショートポジションを過剰に取っていないのと、日経平均やTOPIXを売らずに個別銘柄を売っているようです。11月末の月次レポートでは次のように報告されています。

個別銘柄を売っているようですので、ハマればTOPIXや日経平均を上回る成績も期待できます。
AIを駆使して頑張っていることが伝わってくるレポートです。今後もAIの活躍に期待して100円投資を続けます。
AI日本株式オープン(絶対収益追求型)
最後に、三菱UFJ国際のAI投信の運用成績です。

楽天及びMASAMITSUと異なり、気持ちよく下がり続けています。半年で4%、直線的に値を下げています。
これは、ここ半年間の動きではなく、2018年から続いています。
その前年の2017年は、基準価格の上昇も見られますが高々2%程度の上昇です。2017年は日経平均及びTOPIXが大きく上昇した年ですので、2017年の成績も全く振るわなかったことが分かります。

月次レポートは、12月19日現在最新のものが10月末のレポートですが、同レポートによると売りポジションをかなり多く抱えていたようです。売りは指数の先物でしょうから、保有している現物株式のパフォーマンスがインデックスの指数より劣っているとき、上昇相場でも基準価格は下がります。


約2年間、やることなすことすべて裏目に出ているAI投信No.1という認定証を贈呈したくなる運用成績です。
両建てし続けることにリスクヘッジ以外の何の意味があるのかおじさんはあまり理解していませんが、一時的なリスク回避や下げ相場での利益を目指す方法として先物売りを使っておらず、だらだらいつまでも両建てを続けるこの運用に、お客様から預かった資産を増やそうという気があまり感じられません。
こんないい加減なポートフォリオとこの成績で、年間6000万円も信託報酬をファンドから吸い上げています。このままでは悪徳ファンドにしか見えませんので、大至急のAIアルゴリズム再構築を希望します。
AI活用型投信運用1ヶ月でのまとめ
運用開始1ヶ月後の成績は、
- 海外株式: AI(人工知能)活用型 世界株ファンド by アセットマネジメントOne
- 国内株式: MASAMITSUデータセクション ビッグデータ・ファンド by ファイブスター投信
がインデックスよりも好成績を残し、一歩リードしています。
結局インデックスが良いのだろうと思っていましたが、異なる結果となり少しうれしいです。
1月にはどのような結果となっているか、乞うご期待。
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