2000年は株価がズルズルと下がり続けていたので、証券会社の口座開設はしたもののなかなか株を買う勇気がなく株価が落ち着くのをただ眺めているだけでした。
証券会社は、ネット専業で当時は手数料も安かったマネックス証券に作りました。
2001年夏、初めて株を購入
いつ株を買ったかなんてすっかり忘れてしまっていましたが、2001年7月でした。
(こんなに昔の売買データもマネックスの口座からCSVで取り出せます。全部残っているから悪いことは出来ませんね)
初めの年に購入した銘柄は以下の5社です。
約定日 | 商品 | 取引 | 銘柄名 | 数量(株) | 単価 |
2001/7/16 | 株式 | 買付 | アサヒビール | 1,000 | 1,343 |
2001/7/18 | ミニ株 | 買付(ミニ) | 富 士 通 | 100 | 1,201 |
2001/7/18 | 株式 | 買付 | 商工ファンド | 10 | 18,700 |
2001/12/21 | 株式 | 買付 | 住友重機械 | 1,000 | 60 |
2001/12/21 | 株式 | 買付 | 丸 紅 | 1,000 | 71 |
アサヒビールと富士通をはじめに買ったのは覚えていました。商工ファンドも保有していたのは覚えていますが、初めて買った株の中に入っていたのはすっかり忘れてしまっていました。
この時に購入した株はすべて売ってしまいました。(その後再度購入した銘柄もあります)
しかし、自分の投資スタンス「気長にノンビリ長期投資」は、この5社の購入・保有・売却を経験して出来上がったのかなと思います。
全部売ってしまったのは、2000年代半ばには「購入金額1,000万円までの株式の利益には税金がかからない!」という投資を奨励する特例があり、購入時期が特例期間中のものがあったためです。
利益が出ているものは売ったほうが得だと思い、手仕舞ってしまいました。
売ったのは2006年。4年以上保有してから手放したことになります。中期~やや長期保有といったところでしょうか。
では、購入した株の購入から売却までを思い出しながらひとつずつ紹介して行きます。
アサヒビール (2502)
まずは好きな株を買おうとアサヒビールの株式を購入。当時はビールといえばスーパードライ!というほどのアサヒ党でした。(最近は一つ星マークに浮気中です)
当時はのアサヒビールは1000株が単元でした。一つの銘柄に100万円以上払い込むのは勇気がいりましたが、思い切って購入。
購入後、当時の株価は低迷を続けずっと含み損状態。一時期は700円を下回りました(現在は2019年8月23日終値で約5000円なので、当時買い漁って今まで保有していたら・・・)。
年に一度送られてくる株主限定ビールを楽しみに耐えていましたが、2005年に株価がようやく購入価格を回復。その後も購入価格をずっと上回っていました。
2006年に1590円で売却。先に書いた特例が始まる前に購入していたのですが、特例を使わせていただいたお礼に少し税金を払わせていただきたいと思い売却しました(要するに一度確定申告というものをきちんとしてみよたかった)
2006年には単元が100株に変更になっていて、株主限定ビールが欲しかったので100株を残して売却しました。
その後、安くなったらまた買おうと思いながら買っておらず、100株優待株主として現在に至っています。
そのまま保有していたら売却時よりさらに340万円の含み益(+毎年の配当金と1000株主向けビール)があったと考えると残念です。 ノンビリ長期投資家としては失敗です。
富士通 (6702)
ITバブルは崩壊しましたが、もう一度ブームが来ると夢を見て購入。
マネックスにはミニ株という単元の1/10から購入できるサービスがあり、試しに使ってみました。
アメリカIT株やソフトバンク・楽天などとは異なり、富士通には再びのブームは来ませんでした。同じく2006年に900円で損切りしています。
商工ファンド (経営破綻)
学生の頃、日栄とともに脅迫めいた取り立てを行っているとして社会問題になった商工ローンの会社です。
既に株を始めていた学生時代の友人2人にそそのかされ、訳も分からずに購入しました。(別々の友人だったのでが、何かの投資雑誌に紹介されていたのだと思います。)
株価はいい感じに低空飛行を続けていました。半分あきらめていましたが、2006年に株価が回復し含み益が出ていたので他の株と一緒に売却。
正直、投資というよりもキャピタルゲインを狙っての投機であって保有中も会社の成長を応援している訳ではなかったです。
売却後、このような投資(投機)は自分の投資スタイルにはあっておらず、応援していない会社に投資するのはやめようと誓いました。
ちなみにその後の商工ファンドは・・・、リーマンショックのあおりを受けて2009年に経営破綻しました。結果的にうまく売り抜けていたことになります。
住友重機 (6302)
新入社員の頃、仕事で住友重機の方とお付き合いしたことがあり、その方のイメージでいい会社だなと勝手に思っていたところ、株価が超低空飛行していることに気が付きました。
その価格は、なんとたったの60円!
住重を応援したいという思いで1000株購入。ほぼ底値で購入できた記憶があります。
その後株価は回復したため、安心して保有できました。
売却益優遇税制の期限があったので、2006年に1005円で売却。90万円の利益を出すことができました。
ただし、その後も株価はぐんぐん上昇し、最高値は1500円(今の単位では一株7500円)を超えました。
税制優遇に騙されたと当時は悔しい思いで株価の上昇を眺めていましたが、その後リーマンショックが起こり株価はナイアガラの滝状態でしたので、売り時としてはまずまずの出来だったのかなと思っています。
応援している会社なので、また何かのきっかけがあれば購入したいです。
丸紅 (8002)
商社というと、アジアはもちろんのことアメリカ・ヨーロッパからアフリカまで世界中で社員が活躍しているイメージがあり、おじさんに英語力があったら働いてみたいなと学生の頃憧れを抱いていました。
2001年当時は毎日が曇天のように景気が悪く、4大商社の株価も低空飛行していました。
中でも丸紅は株価がずっと100円を下回っていましたので、12月に株価71円の時に思い切って1000株購入。これもたまたまですがほぼ底値で購入できました。
その後株価は上昇し数年後には配当も始まり、安心して保有していました。
売却益優遇制度があったので一度2006年にすべて売却しましたが、その後すぐに1000株を再度購入し、現在まで保有を続けています。
頂いた配当金だけで購入価格 (71,000円) を大幅に上回っているので、価格の上下にもあまりストレスはありません。
欲を言えば「あの時1,000株といわず、10,000株買っていれば今頃・・・」と思いますが、株価下落・低迷時は怖くてなかなか買えないものです。(”たられば”でお金持ちになり損ねた銘柄はほかにも色々あります)。
2001年は日経平均が超低迷していた時期ですので、この頃に株を買って長期で持っていた人はみな利益が出ていると思います。
うまく利益を出せた例ばかりになってしまいましたが、もちろん失敗した例や売り時を逃して株価が元に戻ってしまった銘柄もたくさんあります。
そういったものも今後紹介していきます。
商社株は他の会社も高配当で、かつ世界中で日本人が活躍しているという世界に誇れる会社であり応援しているので、丸紅含め最近では押し目を時々拾っています。
おまけ(蛇足)
コードを入力して気が付いたのですが、下二桁がすべて”02″。狙ったわけでなく、本当にたまたまです。
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